フグの毒についてちゃんと知っておこう!
2015/09/28
フグはとても美味しい魚ではありますが、みなさんもご存知のとおり、猛毒をもっているフグも数多く存在します。
よく私たちの周りに流通している「トラフグ」にも猛毒があります。フグにはテトロドキシンと呼ばれる毒があります。たった1gで20gのマウスを30分で死なせてしまう程の強い毒性をもっているそうです。
特にこのテトロドキシンが多く含まれる部位というのが、卵巣や肝臓等の内臓部だそうです。ですが、トラフグの中には、両性具有のトラフグもいるようで、そのトラフグだと白子も危ないかもしれません。説には、季節や海域によっても毒性が変わったりすることもあるようです。
また、トラフグ以外にも白子に毒がある種類も存在します。フグに関しては、絶対にフグ調理師の資格のある方に必ず、調理してもらうようにしてください。
魚をさばけるから大丈夫と安易に考えて、調理をしたりすると自分の命がなくなると思って良いほどです。もしも誤って、毒のある部位を切った包丁などをしっかり洗わず、毒のない部分(身や白子、皮等)を切ってしまったら。。。もうお分かりですよね。
体験はしたくないけど、どんな症状がでるのか知りたいですよね?
もしもフグの毒にあたってしまったら、次のような症状が出ます。
☆ 唇から下先、指先が痺れてきます。
☆ 初期症状では、頭痛や嘔吐などを訴えるかたもおられます。この症状がでるのは、毒が体内に入ってから、5時間以内だそうです。
☆ 他の初期症状としては、知覚障害や運動障害、言語障害、呼吸困難、血圧低下などの症状が現れ、呼吸困難で死にいたることもあります。その食べた量や体質によって変わると思いますが、早い人で食してから1時間半、一般的には24時間以内に死に至ることが多いようです。
☆ フグの毒が体内に入って、8時間以上経過した後に症状が出る場合は軽症で、適切な処置を受ければ、死に至ることはありません。
参考HP http://www.torafugunet.jp/